1米イラン停戦交渉への期待から4営業日続伸。S&P 500は+0.44%の6,611.83、NASDAQは+0.54%で4連騰。テクノロジーセクターが+0.57%で牽引した一方、エネルギーは-0.62%と原油価格の高止まりにもかかわらず利益確定売りに押された。Goldman SachsによるNetflix格上げ(Buy、$120目標)が通信サービスを押し上げた。
2ISMISM(Institute for Supply Management)米サプライマネジメント協会が毎月発表する景況感指数。製造業(PMI)と非製造業(サービス業)の2種類があり、50を上回れば拡大、下回れば縮小を示す。米国経済の先行指標として最重要視される。サービス業指数は54.0と拡大を維持したものの、雇用指数が45.2へ急落し2023年12月以来の低水準を記録。物価指数は70.7と前月比+7.7ptで2022年10月以来の高水準に跳ね上がった。「雇用悪化+物価急騰」のスタグフレーションスタグフレーション(Stagflation)景気停滞(Stagnation)とインフレーション(Inflation)の合成語。経済成長が鈍化する中で物価が上昇し続ける現象。中央銀行にとって最も対処が困難な経済状態で、利上げすればインフレは抑えられるが景気がさらに悪化、利下げすれば景気は支えられるがインフレが加速する。的な組み合わせがFRBの政策判断を一段と複雑にしている。
3イラン情勢ではトランプ大統領がホルムズ海峡ホルムズ海峡(Strait of Hormuz)世界の海上石油輸送の約20%が通過するイランとオマーンの間の狭い水路。イラン戦争で事実上封鎖され、原油価格急騰の最大要因となっている。再開の最終期限を火曜20時(ET)に設定。イラン側は停戦案を「不十分」として拒否しつつも10項目の対案を提示。市場は停戦への慎重な楽観と原油$113の高止まりの間で綱引き状態が続いている。金曜発表のCPICPI(Consumer Price Index・消費者物価指数)米労働省が毎月発表する物価指数。約8万品目の価格変動を集計し、インフレ率の主要指標として参照される。エネルギー・食品を除いた「コアCPI」と合わせてFRBの金融政策判断の中核データ。(3月分)がエネルギー高騰の影響を反映するかが今週最大の焦点。
トランプ、火曜夜にホルムズ海峡の最後通牒 — 停戦案「不十分」も交渉は継続
トランプ大統領は4月6日、イランに対しホルムズ海峡再開の最終期限を火曜20時(ET)に設定した。複数国が仲介した45日間の停戦・海峡再開案に対し、「重要な一歩だが不十分だ」と評価。イラン側はパキスタンを通じて10項目の対案を提示し、安全通航プロトコル・制裁解除・復興を含む「恒久的な戦争終結」を求めた。一方でイラン軍はバブ・エル・マンデブ海峡(紅海入口)の封鎖も示唆。市場では停戦期待からS&P 500が4連騰したが、「すべてを吹き飛ばす」というトランプ発言が緊張を維持している。海峡の通航量は戦前の約5%にとどまるが、オマーン沿岸の南部ルートで限定的な通航が始まっている。
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